質問内容
漢検を受験する上で必要な参考書・問題集はありますか?
回答
当サイトの問題集(無料)は、平成13年度1回目から平成18年度2回目まで過去5年分を分析した上で、頻度の高い問題と将来可能性のある問題を収録しています。
当サイトの問題集を完璧にマスターして頂ければ、合格に十分だと考えています。
ただ、本で学習されたい方もおられると思いますので、そのような方に漢検に合格するための参考書・問題集として2級~10級用・準1級用・1級用に分けて書きました。
【漢検2級~10級に必要な参考書・問題集】
漢検2級~10級を受験される方は、タイプによって使うべき参考書が分かれます。
1.漢字が得意な方
→ 漢字が得意な方は、漢検独特の出題形式に慣れれば合格ラインにいきますので、過去問1年分(13回分)をしっかりやれば十分受かります。
1冊では不安な方もいると思いますが、当サイトで5年分を分析した結果からこの一年分のボリュームで十分対応できるというのが結論です。
ただし、間違えた所は何回も繰り返して学習し、本番で出ても完璧に答えられるまで仕上げることが大切です。
(1)漢検○級過去問題集〈平成○年度版〉 [日本漢字教育振興会]
2.漢字が得意ではない方
→ 漢字が得意ではない方は、過去問に加え高橋書店の頻度順シリーズがオススメです。
頻度順にABCと分かれていますが、ABまでマスターすれば十分に合格ラインにいきます。
(2)漢字検定○級頻出度順問題集 [高橋書店]
余裕がある方は、協会発行の辞典を見ながら答え合わせと共に、知識を深めていけば文句なしです。
(3)漢検常用漢字辞典 [日本漢字教育振興会]
【漢検準1級に必要な参考書・問題集】
漢検準1級になると、過去問だけでは足りません。
過去問以外に、協会から出版されている完全征服と高橋書店の頻度順の合わせて3冊をマスターする必要があります。
この3冊を完璧にマスターすることで、175点から185点に到達することができます。[平成13年1回目から平成18年2回目までの統計データより]
(1) 漢検漢検1級/準1級過去問題集〈平成○年度版〉 [日本漢字教育振興会]
(2) 完全征服「漢検」準1級 [日本漢字教育振興会]
(3) 漢字検定 準1級 [頻度順]問題集 [高橋書店]
準1級は、四字熟語の範囲が数にして2級の3倍になります。合否を分ける分野になりますので、四字熟語辞典をあわせて買っておくと良いと思います。
前述の問題集で四字熟語の意味を調べようとしても、1級・準1級となると広辞苑にも載っていないものも結構あります。
その他では、必須ではないですが、漢字必携も揃えておくと調べものをする際に役に立ちます。
(4) 漢検 四字熟語辞典 [日本漢字教育振興会]
(5) 漢字必携一級 [日本漢字教育振興会]
【漢検1級に必要な参考書・問題集】
漢検1級は準1級より更に範囲が広がって、過去問を加え以下の4冊を完全にマスターすることです。
具体的には、過去問、完全征服、漢検合格ノート、本試験型問題集の合わせて4冊です。
この4冊を完璧にマスターすることで、165点から175点に到達することができます。[平成13年1回目から平成18年2回目までの統計データより]
この4冊で合格には十分ですが、それでも不安で仕方のない方・完璧を期したい方はアマゾンや国会図書館などで過去10年分程度の過去問を入手するのも一つです。
(1) 漢検漢検1級/準1級過去問題集〈平成○年度版〉 [日本漢字教育振興会]
(2) 完全征服「漢検」1級 [日本漢字教育振興会]
(3) 漢検合格ノート 1級 [漢字検定指導研究会]
(4) 本試験型 漢字検定1級試験問題集〈○年版〉 [成美堂出版編集部]
1級は、四字熟語の範囲が数にすると1000を超えます。合否を分ける分野になりますので、四字熟語辞典をあわせて買っておくと良いと思います。
前述の問題集で四字熟語の意味を調べようとしても、1級・準1級となると広辞苑にも載っていないものも結構あります。
更に、1級の問題に出てくる熟語も広辞苑に載っていないのが5の1近くありますので、その際は協会発行の漢検漢字辞典がオススメです。
1級を受ける方は、漢字に興味のある方が殆どだと思いますが、漢検漢字辞典はそのようなニーズをも十分に満たしてくれます。私も暇な時を見つけてページを捲っていたりします。
その他では、必須ではないですが、漢字必携も揃えておくと調べものをする際に役に立ちます。
(5) 漢検 四字熟語辞典 [日本漢字教育振興会]
(6) 漢検漢字辞典 [日本漢字教育振興会]
(7) 漢字必携一級 [日本漢字教育振興会]
宜しければ、当サイトの練習問題集(無料) [成績管理機能・合格判定付]も、合わせてご利用下さい。