質問内容
漢字検定試験(漢検)準2級の合格対策を教えて下さい。
回答
漢字検定試験(漢検)準2級は高等学校までで習得する漢字が対象です。
合格すると、高校で単位認定されることもあります。
出題分野によって、得点しやすいものと得点しにくいものがありますので、効率よく合格するには、傾向と対策を分析して得点しやすい分野を中心に勉強することが合格への近道です。
■ 日本漢字能力検定協会の公式資料により基礎データ
≪ 漢字検定試験(漢検)準2級 ≫
対象: 高校1・2年生レベル
対象漢字数: 約1945字
満点: 200点
合格最低点: 140点
合格率: 45%前後
■ 学習時間の目安 (試験対策の学習をした場合)
3級合格レベルの人が準2級に合格するためには、約20時間程度必要です。(1日2時間で10日が目安)
問題集に換算すると、1冊分です。
問題集の量でいえば厚めの問題集1冊で十分です。
当サイトでも、合格水準に達するだけの問題量を出題頻度の高い順に収録しています。
■ 出題傾向
通年、漢字検定試験(漢検)準2級は以下の問題構成となっています。
第1問 【配点: 30点】 読み (⇒音読みと訓読みが出題されます)
第2問 【配点: 10点】 部首
第3問 【配点: 30点】 同音・同訓異字
第4問 【配点: 20点】 熟語の構成
第5問 【配点: 10点】 穴埋め式熟語完成
第6問 【配点: 20点】 対義語・類義語
第7問 【配点: 10点】 送り仮名
第8問 【配点: 20点】 四字熟語
第9問 【配点: 10点】 誤字訂正
第10問 【配点: 40点】 書き取り
■ 漢字検定試験(漢検)準2級に効率的に合格するための学習対策
1. 出題パターン・解法が決まっていて範囲がある程度限定される分野を狙います。
以下の得点率を目標にして下さい。
第2問(部首) ⇒ 8割[8点]
第4問(熟語の構成) ⇒ 8割[16点]
2. 勉強しやすい分野を狙います。
書き取りに比べて読み取りは比較的得点がしやすい分野です。
以下の得点率を目標にして下さい。
第1問(読み) ⇒ 9割[27点]
上述の出題分野を着実にこなすことにより、配点60点中51点以上取ることをまず目標にして下さい。(短期合格のための最優先課題です)
残りの配点140点は漢字の書き取りになりますが、出題範囲が広く絞りにくい分野です。しかし、出題される漢字は指定されているので熟語と一緒に覚えて7割の得点率を目指してください。ただし、特に第8問の四字熟語の書き取り・意味や第6問の対義語・類義語は本気でやると量がかなり多くなりますので、出題頻度の高いものから習得するのが短期合格のコツです。
■ 当サイトの練習問題で出来ること。
当サイトの練習問題で学習して頂くことにより、前述の「効率的に合格するための対策」で述べた1.と2.に着実に到達できるようになります。
漢字の書き取りに付きましては、独自に企画・開発した『手書き文字照合機能』により本番により近い練習ができます。
又、新聞・テレビ・雑誌でどのような漢字がよく使われ、どのような使われ方をしているのかを定期的に調査集計しコンテンツを制作しておりますので、漢字検定(漢検)だけではなく一般教養として漢字を学ばれる方にもお役に立てるのではないかと考えております。
宜しければ、当サイトの練習問題集(無料) [成績管理機能・合格判定付]も、合わせてご利用下さい。